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2010年8月17日 (火)

ルールとリプレイの関係

前回のエントリーで凄い数のアクセスがあったことに驚いております。
あらかじめ言っておきますが、私は昨日のエントリーで「リプレイは必要ない」とも「リプレイを買うな」とも「リプレイを読むな」とも一言も言っておりません。
現在のTRPG業界の売り上げを牽引しているのはリプレイ作品でありますし、コミケに於いてもリプレイ中心に買っている参加者が多いのは否定し得ない事実であります。
だから前回のエントリーで「ルールブックは買わないがリプレイを買う人はいる」と申し上げましたし、それを否定する気もありません。
リプレイが買いたい人はリプレイを買えばよいのです。
私が申し上げたいのは、「リプレイはルールがあってこそのものである」ということでして、ルールのないリプレイというのは存在し得ない(少なくとも私は見たことがない)ということであります。
たとえば、河嶋陶一郎先生の「サイコロ・フィクション」シリーズですが、あれは本がリプレイパートのあとにルールパートで記述されております。
たとえば、「ご近所メルヒェンRPGピーカーブー」のルールパートはわりかしページ量が少ない方(しかも読みやすい)ですので、先にルールパートを読んでも何ら問題はなかったりします。


さて、ルールブックとリプレイの違いを見てみますと、ルールブックにはルールは書いてありますが、実際のプレイの実例は書いてないということが多いのです。
これは特に文庫のルールブックで顕著でありまして、ルールブックはルールだけ、プレイに実例はリプレイで、というやり方が圧倒的に多い。
たとえば「アリアンロッドRPG」のルールブックでは、セッションの進行方法がゲームマスターセクションに書いてありますが、実際のセッションのやり方が書いてある訳ではないのです。
そして、リプレイにはプレイの実例が書いてありますが、ルールは書いてない。
つまり、互いに必要なものを補っていると考えることもできる訳です。


理想的なのは先の「ピーカーブー」や「深淵第2版」のように、ルールブックにリプレイが付属していて、ゲームの理解を助ける役割を果たしていることなのですが、リプレイの分量が長くなることも多いのでなかなか一緒にすることもいかず、リプレイは別売りとなっているというのが現状であります。


私はリプレイのどこが面白いのか?というのを未だ見つけられておりませんが、世の中にはリプレイが面白いという人が多数おりまして、そういう人達が喜び勇んでリプレイを買っていっているのですから、それはそれで結構なことだとは思います。
今回は結論もオチもありませんがこの辺で。

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2010年8月15日 (日)

ご来場ありがとうございました

コミックマーケットに参加された皆様お疲れさまでした。
私は12日の設営日から4日間通しで行ってきました。
13日には「☆ぷちだいす☆」様で当サークルの本を委託させて頂きました。
お求め頂いた皆様、誠にありがとうございました。


13日には、委託サークルのご好意で私も売り子をしていたのですが、そこでちょっと気になることがあったので書いてみることにします。
「☆ぷちだいす☆」様のブースは、ゲーム(電源不要)ジャンルの中でも、特定のゲームに関係ない資料とか情報とかのエリアに配置されておりました。
そんな中、ブースに足を止めて下さる皆様の中に、「リプレイないですか?」と絨毯爆撃的に聞きにくる人が何人かいらっしゃいまして、「すみません、うちはリプレイやってないんです」と答えると「ふ〜ん」と離れてしまう人がいたり。
当方の『ひと夏の機会攻撃』がアリアンロッドRPGを扱っていることを聞きつけた方でも、「リプレイですか?」「リプレイじゃなくて小説です」と受け答えをすると、「じゃあいいや」と去ってしまったり。
これは前回の冬コミで当サークルがわざわざアリアンロッドのスペースで店を出した時にも言われたことなんですが、あからさまに「なんでリプレイじゃないのか」という顔をする人もいらっしゃった訳で。
リプレイだけじゃなくて、シナリオだって、小説だって、二次創作だって立派なゲームシステムのファン表現な訳ですから、商業作品でも同人作品でも、リプレイ偏重的な部分はもうちょっとなんとかならんのかなぁ、と思う訳です。


なんで私がこんなことを書くのかと言いますと、私がリプレイをほとんど読まない人種だからなのです。
理由は割と簡単で、「ルールを分からないのにリプレイを読んでも面白みを感じない」からなのです。
私の考えが古いからかもしれませんが、普通リプレイを読むときは、その元となったシステムのルールブックを読み込んで、ルールを理解してから読むもんだと思うのです。
リプレイは、ゲームのルールの理解を促す補助的な役割を担っているのはみなさんもご存知の通りです。
実際、リプレイを作成するときはまずルールという確固たる基盤が存在しているはずですので、ルールを読んだあとでリプレイを読む、あるいはルールブックとリプレイを並行しながら読むと、ルールの使われ方やゲームの進行などが理解しやすくなって誠によろしいのではないかと思います。
実際、世に多く出ているリプレイ作品のほとんどは、「読者がルールを知っている」ことを前提にして書かれている訳ですが、そういう前提のリプレイを、ルールを知らない人に読ませたらどうなるでしょうか?


話は面白い。
シナリオも面白い。
でも、なんでそうなったの?
どういう仕掛けでこんな話になったの?
その根拠は?
つまり、リプレイを真に楽しむためにはルールブックを買えってことなの?


本末転倒です。
これは邪推ですが、今のTRPG業界は、ゲームのルールブックを出す前にリプレイを出すことが多い傾向にありますが、ひょっとしてこれはリプレイをより理解させるようにルールブックを買わせようとする策略かなんかなのでしょうか?


今だから言います。
私は、10年以上前のRPGマガジンに載っていた「セブン=フォートレス」のリプレイでこの症状にかかりました。
以来、ルールを知らないリプレイを読もうとすると体が拒否反応を起こすようになりました。
ルールを知っているリプレイ、たとえばD&Dや深淵やドラゴンアームズのリプレイは、普通に読んで楽しめました。
アリアンロッドリプレイ・ルージュも、第1巻の第1話だけは読みました。
第1話を読んで買ったことを後悔しましたが。


一方で、「ルールブックは買わないけどリプレイは読んでいる」という、いわゆる「リプレイ読者層」が、ソードワールド1.0の頃から少なからず存在します。
ひょっとしたら、今のTRPG同人でダブルクロスやアリアンロッドのリプレイ同人誌が売れているのは、この「リプレイ読者層」がリプレイを買っているからなのかもしれません。


話を自分のことに戻します。
ウチはこれからも作品の路線を変えるつもりはありません。
もちろんリプレイも出しません。
読んで苦痛、書いて苦痛なものは出したくないからです。
同人だからそれでいいんです。
やっぱり自分が書いて楽しい、読んで楽しいものを書きたいじゃないですか。
自分の場合は、それがリプレイじゃなかったということです。
さて、明日は冬コミの申し込み作業に入るか…。

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2010年8月13日 (金)

イベント参加情報

8/13のコミックマーケット78、東5ホールのヒ20b「☆ぷちだいす☆」様にて、当サークルの同人作品を委託頒布いたします。
「RPG標準悶題集2008年対応版」
「RPGゲーマーがくがく読本」
「ひと夏の機会攻撃」
以上の3作品を置かせて頂きます。
当日有明にお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

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