« 2009年12月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年2月 8日 (月)

GM用ルールをプレイヤーが読む

お久しぶりです。
先のエントリーで挙げました通り、同人誌の通販を受け付けておりますので、この機会にご用命頂ければ幸いです。

TRPGのルールブックには、プレイヤー用のルールと、ゲームマスター用のルールがある訳です。
昔の箱入りのルールセットですと、プレイヤー用のルールブックとマスター用のルールブックが別になっていることが当たり前でした。
今の書籍タイプのルールブックですと、プレイヤーのルールとマスターのルールが分けて書かれていることが普通ですね。
FEAR作品では「ルールセクション」「ゲームマスターセクション」と明確に分けられていますし。
プレイヤーはプレイヤーのルール、マスターはそれに加えてマスター用のルールを扱っていた訳です。
昔は、プレイヤーはマスター用のルールにアクセスすることを(名目上は)制限されていました。
なぜか?
クラシックD&Dのダンジョンマスター用ルールブックの冒頭には、「プレイヤー専門の人はこの本を読まないで下さい」という一文がありました。
シナリオはともかく、モンスターのデータなどのマスター用のルールを知ってしまうと、プレイヤーの面白みが減ってしまうと考えられていたからです。
この方向性は、正確な時機は分かりませんが、とにかく10年以上は続き、国産TRPGルールのデザイン(や読ませ方)にも少なくない影響をもたらしていました。

ところが、現在はそうではありません。
シナリオはともかく、現在はプレイヤーもマスター用ルールを参照することを(名目上は)制限されていません。
D&Dは第3版になり、「プレイヤーズ・ハンドブック」、「ダンジョン・マスターズ・ガイド」、「モンスターマニュアル」と分かれているのはAD&Dから変わりませんが、3.5版プレイヤーズ・ハンドブックの冒頭4ページではプレイに必要なものとしてこの3冊が挙げられており、「各プレイヤーが全部の本を1冊ずつ持っておくと便利」と書いてあります。
第4版ともなると、プレイヤーズ・ハンドブック9ページにて、ダンジョン・マスターズ・ガイドとモンスターマニュアルについて「その内容はプレイヤーが読んでも楽しめるだろう」と、積極的に読むことを勧めています。

なぜ、こうなったのでしょうか?
私は2つの理由を考えました。
1つめは、ゲームマスターはプレイヤーがルール上でズルをしないように管理する役目を持ちますが、これの逆、つまりマスター用ルールをオープンにすることで「ゲームマスターもルール上のズルができないようにして、関係を対等にしよう」という思想です。
昔は、「ゲームマスターは神だ」と言われるように、ゲームマスターはルールを何でも自由に動かしてしまうことができました。
現在でもルールの最終的な決定権はマスターにありますが、FEARのシステム群に代表されるように、ゲームマスター用ルールもプレイヤー用ルールと同様にかっちりと作り込んで規定化・明文化することで、以前のようなマスターの原因によるセッション崩壊や暴走は(ルールを守っている限りは)起こりにくくなっています。
ある意味で、「マスターもこれだけルールに従っているんだ」とプレイヤーに分からせる意味もあると思います。

2つめは、「プレイヤーにマスターの補助や援護をしてもらおう」という考えです。
これは、一昨年私が実際にD&D3.5版のDMをしたときに、ルールの運用や細かいモンスターのルールなど、私が読み落としていた(忘れていた)ルールを色々とフォローして下さいました。
あの時の皆さん本当にありがとうございます、そしてすみませんでした。
私みたいなド忘れマスターでなくとも、たとえば初心者マスターと初心者プレイヤー同士で、ルールを互いにフォローしながらゲームを進めていくという光景もよく見られます。
そういうのもTRPGの楽しみ方のひとつと考えれば、マスター用ルールをプレイヤーが知っていても、何の問題もなく、むしろゲームが円滑に進むことは想像に難くありません。
まぁ、困った人だとマスターに片っ端から「そこは違うぞ」とツッコミを入れる人もいる訳なのですが…。

あ、そういえば、私まだD&D第4版のモンスターマニュアル買ってないんだった。
今度買ってこよう。

| | トラックバック (0)

2010年2月 6日 (土)

同人誌通販受付開始

2009年の冬コミで発行した「ひと夏の機会攻撃」と、2008年の「RPGゲーマーがくがく読本」の通信頒布を開始いたしました。
詳細は専用ページをごらん下さい。
本代と送料のみ?(本が高いですが…)でご注文できます。
例によって、いつ突然終了するかもしれませんので、冬コミに行けなかった皆様も、そうでない皆様も、ぜひご高覧の上、皆様のご注文をお待ち申し上げております。

| | トラックバック (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年4月 »