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2008年9月25日 (木)

シーフは軽戦士になれるのか

回転翼様がシーフを軽戦士にするなとエントリーを挙げられたのですが、D&D3.5でローグというクラスが本当に軽戦士として有効なのかというのを考えてみます。
…と思ったら、先にD16様がデザインコンセプト的にやってしまいましたので、それではルール的な側面から見てみましょう。

その前に、3.5eのエラッタにこんな追記分があるので参考までに。


役割:グループにおけるローグの役割は、どんな技能を選択したかによって大きく異なる――彼らは魅力的なペテン師にも、悪知恵の働く泥棒にも、機敏に立ち回る軽戦士にもなり得るのだ。しかし、ほとんどのローグはある程度の共通点を持っている。彼らは長時間に渡って近接戦闘を続けるのは苦手であり、急所攻撃や遠隔攻撃といった、敵の隙を突く戦い方に特化する。優れた隠密の技と罠探し能力を持つローグは、ゲーム中で最高の偵察役である。

種族は人間、能力値は上から10,18,14,16,12,10と仮定。
ローグで軽戦士を目指すとなると、ライト・クロスボウを持った遠隔攻撃か、急所攻撃狙いの技能を成長させるかに大きく分かれます。
遠隔攻撃タイプですと、<近距離射撃><精密射撃><速射><束ね撃ち><機動射撃>あたりまで特技をとって、可能であれば<精密射撃強化><クリティカル強化>、「戦士大全」の<動脈破り><膝くじき>、「冒険者大全」の<よろめき打撃>なんてのもいいですね。
では、急所攻撃狙いで成長させるとどうなるかなんですが、<忍び足><隠れ身>の技能を最大限とって、<武器の妙技><クリティカル強化>と、<イニシアチブ強化>を複数回とってとにかく先手を打つしかないんじゃないかと。
どちらにしろ、急所攻撃に依存するのでは、ダイス目と立ち位置と挟撃に期待するしかないのですが、世の中のダンジョンマスターはなかなか挟撃させてくれないのでやっぱりうまくいかないんじゃないかと思います。

「軽」戦士、と付いているからには、それではファイターに軽戦士タイプをやらせるとどうなるか、と言いますと、先ほどと同じ人間の能力値で仮定しても、かなりアドバンテージがあります。
まず、ヒット・ダイスがd6ではなくd10なのが大きいです。
基本攻撃ボーナスも毎回のレベルアップごとに上がります。
シールドに習熟しているので多少ですが守りも固められます。
片手近接武器でレイピアを持って、先ほどのように<武器の妙技><クリティカル強化>と、<イニシアチブ強化>を複数回取れば、同じクラス・レベルのローグの急所攻撃に匹敵する、恐るべき軽戦士が出来上がります。
(ファイター・ボーナス特技があるので実際にはもっと強くなると思われます)

D&D3eは、できる限り可能性を追求するコンセプトでゲームデザインされているので(〜できない、と言うルールが少ないのはそのため)、先のエラッタでもローグも色々な方向性があると書いてあるわけです。

ちなみに、ソードワールド1.0ではシーフ技能を使用するためには必要筋力の半分以下の武器防具を装備しなければいけないので、ファイター技能で軽戦士を作るよりもやっぱり不利になります。

ちなみに、文庫ファンタジーRPGではメインクラスにシーフ、サポートクラスにウォーリアを入れる事で、器用と敏捷を強化した軽戦士を作ることができますが、やっぱりメインクラスがウォーリアでサポートクラスがシーフにした方が色々な意味で安心なんじゃないかと。
(もっとも、このゲームの場合はスキルの取り方でキャラクターの意味が大きく左右されるので、一概に比較はできないのですが)

軽戦士と言っても、人によって色々な解釈があるので、「シーフ=軽戦士」か、そうでないかは難しいところではないんでしょうか。

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