月曜日は魔法使い

HJ文庫G「月曜日は魔法使い」を購入。
5章あたりまで読んだ。
この本は、たまたまWizards of the Coastで働くことになった女性が、たまたまD&Dで遊ぶことになってしまったことの経緯を、ユーモアとウィットをふんだんに効かせながら綴っている。
ダンジョンマスターもプレイヤーも全員女性。
(ついでに、本書の翻訳者も女性)
文庫サイズの、しかもライトノベル系としては珍しい横書きで、しかも全ページ2色刷り。
内容的には、昔日本でよくあった「入門者向けの紹介」というものではなく、D&Dを知って、キャラクターを作って、実際に遊ぶようになるまでを時系列的に書き進めている。
アメリカには"Dungeons&Dragons for Dummies"という、本当にD&Dの入門書もあるので、それとは別の方向でのアプローチと見ることが出来る。
ただし、アメリカの事情によって書かれているので、日本の読者には分かりづらいことも多いので、本文の下にはかなりの量の訳注が入っている。
内容は基本的に女性向けなので、化粧品とかファッションとか「プロテクション・フロム・PMS」とか、女性にありがちな事象を多く取り上げているのが印象的。
しかし、アメリカでも、D&Dプレイヤーに対する偏見は強いんだなぁと思った。
(D&Dはnerdとかgeekが遊ぶものでしょ?というイメージが強いらしい
)
ただ、「月曜日は魔法使い」というタイトルはちょっと違うんじゃないのか?
原題はConfessions of a Part-time Sorceress、直訳すると「パートタイム・ソーサレスの告白」ですからねぇ。
分かりやすさを取ったんだろうけど。
それから、55ページの「1982年ふうパーティ」の表、本文に書いてない「チェンジリング」「シフター」って種族はエベロンの種族だって訳注が必要じゃないのか?
あと、D&Dを広めたいんなら、ビギナーズ・セットの広告を帯の裏なんかじゃなくて、巻末1ページにドーンと載せるくらいしましょうよ?
なんか結構売れてるみたいだし、文庫なので平均以上の書店で入手できる。
(一説には、「日本で一番安いD&Dサプリメントだ」という声も・・・)
男女問わず、これからD&Dを始めてみたい、という方にはおすすめの一冊。
(もちろん、そのときにはビギナーズ・セットも薦めましょう!)
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