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2008年3月23日 (日)

TRPGと空間

最近硬いエントリーばかりだったので、今日は柔らかめのものを。

TRPGを遊ぶための「空間」について考えたことはあるでしょうか?
この「空間」は、おおよその場合、ゲームを遊ぶ「場所」と同一に考えられます。
例えば、誰かの家の部屋。
公民館の部屋。
コンベンション会場。
テーブルとベンチのある公園などなど。
D&Dプレイヤーズハンドブック3.5版の「はじめに」にはこう書いてあります。


「さあ、ゲームをプレイしようーー場所は、みんなが居心地良く過ごせて、バトル・グリッドとミニチュアを置け、ダイスをロールでき、ルールブックやキャラクター・シートを広げられるところならどこでもいい。」

TRPGは会話するゲームなので、テーブルの周りは出来るだけ静かな方がいいでしょう。
ただ、あまりに静かなのが嫌だという人もいるので、カジュアルプレイでは耳障りにならない程度にインストゥルメンタルを流すこともあるみたいです。
テーブルの大きさ、部屋の大きさ、ゲームマスターの声色と声の大きさなどで、遊ぶ条件は色々と変わってきますよね。
例えば、男性GMの大きな声よりも、女性GMのか細い声の方が、プレイヤーは必死に聞き取ろうとします。
(これは科学的に解明されています。アメリカ海軍の戦闘機では、機体の警告アナウンスの音声を男性から女性の声に変更したところ、パイロットの反応速度が上昇したという記録があります。)

お家で遊ぶ場合はともかく、コンベンションのような大きくて、人がたくさんいるところだとどうでしょうか。
会場の広さ、音の響き具合や、ほかのテーブルとの感覚なども大きな要素になってきます。
隣のテーブルの声が大きいと結構大変なんです。
コンベンションによっては、事前にGM登録を受け付けているところでは、ゲームの種類やGMの傾向によってテーブルを配置したりもしています。
極端なものでは、某18禁RPGのGMのために、わざわざテーブルを壁で仕切っていたりもしていたりして。
コンベンションの常連GMがいて、傾向が分かっている場合は、周囲のテーブルに迷惑にならないように配置されることもあるので、これはStuffの腕の見せ所でしょうか。

もう一つ、「パーソナルスペース」という考え方があります。
これは人間一人ひとりが持っている「自分だけの空間」のことで、他人に入り込まれると不快に感じる距離とでも言いましょうか。
このパーソナルスペースの多きさは人それぞれで、男性よりは女性のほうが、前よりは後ろの方がスペースが大きいと言われています。
例えば、ロングシートの電車の席の端っこに座りたい人というのは、片側だけでも自分のパーソナルスペースを確保したいという行動の現れと言えます。
デューク東郷が「俺の後ろに立つな」と言っているのにはちゃんと理由があったんですね。
TRPGの場合、多くて最大6人くらいのプレイヤー、例えば長い机に椅子3つという座り方をする場合もありますので、この場合、特に中央のプレイヤーさんがパーソナルスペースを挟まれるということになります。
これが気の知れたキャンペーン仲間であれば問題にならないかもですが、見知らぬ人と顔を合わせるコンベンションの場合、どんな人なのか分からないので、パーソナルスペースを制御することが困難になって、結果動くに動けなかったり、萎縮してしまったり、特に両側を男性に挟まれた女性の場合は声すら出せなくなってしまうこともあります。
こういうときは、女性が右か左に移動したり、スペースに余裕がある場合は左右の席を空けてもらったり、GMの対面の席に座るなどで解決できることがあります。

誰もが気持ち良く遊べる「空間」を考えてみるのも、TRPGの環境改善のひとつと思うのですがいかがでしょうか。

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