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2008年1月19日 (土)

昔のサークルの苦労話一つ

ちょっとした昔話を。
今から15年ほど前、1990~1994年ほどのことなんですが、当時TRPG全体が上昇気流にあって、新作がバンバン出て(今月のR&Rの特集を見れば分かります)、雑誌も複数あって、人に言わせれば「遅れてきたバブル」のような状態にあった時のことです。
当時、東京圏や大阪圏などでは毎週のようにコンベンションが乱立し(私もヒトクチ乗ったんですが)、それ以上にいろんなところでTRPGのゲームサークルが立ち上がって、それはもういろんな人たちがゲームを遊んでいたのです。
実はその頃は、TRPGのプレイヤー層が大きく変遷した時期でもありまして、かつてのシミュレーションゲームを遊んでいた経験のあるプレイヤーが第一線を去り、新しくファンタジーなメディア、例えばソードワールドやロードス島戦記からRPGを始めたと言うような人がわんさか入ってきて、一大グループを形成しておりました。
当時はD&Dは(今で言う)クラシックがまだまだ根強い人気で、それと同じくらいソードワールドのプレイヤーも多かった時代でした。
(ちなみに、FEARの創業は1993年、電撃文庫版D&Dの発売が1994年です)

しかし、ここに一つの問題がありました。
増え続ける一方のプレイヤーに、「プレイの場」を提供する容量が少なかったのです。
そこで、いろんなサークルが、近所で使えそうな公共施設がないかどうか、それこそシラミ潰しのように探していた時期がありました。
しかし、地域や施設によっていろいろと利用条件がありまして(たとえば、利用者の一定数以上が地元住民でなければならなかったりとか)、不特定多数の人間が出入りするサークルではなかなか場所が見つからなかったのです。
そこで考えられた、手っ取り早い方法が一つありました。
「既に使われている施設を使う」と言うもの。
別のサークルが使っている施設なら、既に実績があるので、同じようなサークルなら容易に部屋を確保できると考えたサークルは少なくありません。
しかし、既に使っているサークルの場所に新規参入するわけですから、先達のサークルに迷惑がかからないようにしなければいけない。
そこで、大抵の場合は、その施設を先に使っているサークルの活動と日程が重ならないように期日を設定します。
毎月第2・第4日曜日に活動しているサークルがあるなら、その日を避けて部屋を取ると言ったようにです。
定期的の場合はいいですが、枚付はあるが日にちが不定期の場合は、恐れ多くも先達のサークルに次回の日程を聞きに行くサークルもありました。
それでも会場の都合で、同じ日に別の部屋で別々のサークルが活動すると言う自体が起きてしまうこともあります。
そのもう片方のサークルが、会員制だったりキャンペーンだったりする場合には問題ないのですが、互いにオープン例会だったりコンベンションだったりするとさぁ大変。
互いに参加者を食い合って共倒れにならないようにしなければいけません。
一番簡単な解決方法は、その双方のサークルが合同して、共催のコンベンションにしてしまうことで、実際に過去に開催例がいくつもありました。
あるいは、「開催内容を変えて参加者を分ける」と言うこともありました。
たとえば、サークルAの例会ではD&Dメイン、同じ日のサークルBではソードワールドがメイン、と言うようにするとか。
しかし、以前からその会場を使っているサークルに対して、新参サークルはどーしても力関係が弱く、特に有名なサークル様だとお伺いを立てることすら尻込みしてしまうこともあります。
まさか山吹色のお菓子を持っていくわけにもいかず、新しいサークルの関係者は何度も頭を下げて、迷惑がかからないようにしていたのでした。

そんなこんなで施設を使うRPGサークルが増えると、施設側でもいろいろと問題が上がってくるのですが、それはまた別の機会に…

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