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2007年3月31日 (土)

サークルの情報管理について

ゲームサークルやコンベンションで、運営の際に必要な情報がいくつか存在します。
最たるものがサークルの会員名簿でしょう。
会員の住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどの個人情報が記載されています。
会員制のサークルでは、会員の情報を紙や電子的手段で、名簿や連絡網といった形で共有することが少なくありません。
サークルの活動をどうするのか、メーリングリストでやり取りしている人も多いでしょう。
オンラインサークルの場合はテキストチャットやボイスチャットで共有していることもあります。
また、コンベンションでも、参加者に住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどを書かせているところは少なくありません。
コンベンションの参加者は、個人情報を記入するということに、ほとんど疑念を抱かないまま名簿に記入しています。
ですが、参加者に書いてもらったこれらの個人情報は、本当にサークルの運営に必要なものなのでしょうか?

 サークルやコンベンションで個人情報の記入が求められる場合、大抵はサークルが独自に使用することは少なく、活動に使用している施設(大抵は公民館)の管理者から、名簿の提出を求められていることがほとんどです。
公共施設では、不特定多数の利用者が集まることに非協力的なところがあり、例えば身内のキャンペーンプレイのために部屋を借りる場合でも、事前に名簿の提出を求められるケースがあります。
施設に名簿を提出する場合、住所や氏名を記入させるだけで済みます。
また、公共施設の管理者はほとんどの場合自治体の役人、つまり公務員ですから、プライバシーが外部に漏れる心配は圧倒的に少なくなります(公務員には職務で得た情報を保守する義務があります)。
ところが、身内キャンペーンや会員制サークルならともかく、コンベンションで参加者に名簿の記入をさせているところは、名簿から知り得た個人情報を守るという義務はあるでしょうか?ありません。
極端なことを書けば、コンベンションで名簿に個人情報を書いてしまったら、その個人情報はサークルが自由に使うことが出来るのです。
名簿に記入させる個人情報の内容はコンベンションによって様々で、例えば埼玉県のあるコンベンションでは、名前はペンネームでもハンドルネームでも良くて、住所も●●県●●市までで良いと言っているところや、また東京都のあるコンベンションでは、エントリーシートに住所・氏名・年齢・電話番号・メールアドレスのすべてを偽りなく記入させるところまであります。
埼玉県で行われたコンベンションでは、参加者の個人情報を書いた用紙と引き換えにパンフレットを渡すということもありました。
これらの個人情報がどのような目的で、コンベンションで使われているか、ご存知の方はいるでしょうか。
施設管理者に名簿を提出しなければならない場合は先述の通りですが、それ以外の場合、多くは「緊急連絡先」と説明しています。
しかし、本当にそれだけなのでしょうか?「コンベンション終了後破棄されます」と説明されますが、本当に破棄されるのでしょうか?

繰り返しますが、名簿で個人情報を収集したコンベンションが、それをどう使おうとも、参加者は介入するすべがありません。ではどのように使われるのでしょうか?
まず、「マーケティングに使用する」ことが挙げられます。
参加者がどこから来たか、男女比はどのくらいか、年齢層はどうかという検討の判断材料になり、次回のコンベンションの運営材料になります。
活動資金に余裕があるコンベンションだと、名簿の住所を元に次回の開催の案内を送ってくることもあります。このごろではスマートに電子メールを送ってくることの方が多いでしょう。
女性参加者だけにサークル会員募集の案内を送ってくることもありますが。
 参加者の個人情報は、コンベンションで必ずと言っていいほど行われている、参加者アンケートと組み合わせると、より運営の指針としての効果が高まります。
例えば、主にどの年齢層の人が、どんなゲームを遊んでいるのか?この地域ではどんな遊び方がされているか?それらを分析して、次回のコンベンションでプレイ希望者が多そうなゲームのマスターを用意する、というような使い方が出来ます。
しかし、こんな使い方もあります。
参加者の個人情報を、運営のための保険にしてしまうのです。かつて東京都内であったあるコンベンションでは、参加者アンケートにも住所氏名を記入させ、記入しない場合は次回以降の参加を断ると言っていました。
また、最近では滅多に聞かれなくなりましたが、会場の備品を破損したり、紛失があった場合、個人情報を元に原因者に弁償を求めることもありました。
またこれも聞かれなくなりましたが、「コンベンション荒らし」と呼ばれる横暴な参加者や、会場で暴行や性的被害の事件が発生した場合、その参加者の個人情報をあらかじめ確保しておけば、今後の対策に役立てることも出来ます。
具体的には、「要注意人物」または「危険人物」としてマークし、次に何かあったらコンベンションから追放するとともに、周辺のコンベンションやサークルにその危険人物の情報を公表して注意を促すなどです。

少し怖い話になってしまいましたが、今書いたことは過去に各地のコンベンションで実際にあった個人情報の使われ方です。
繰り返しますが、コンベンションの主催者には個人情報を守る義務は全くなく、自由に使うことが出来るのです。
コンベンションの参加者名簿を、マーケティングを求めている企業に売ったというような噂はよく聞かれました。しかもこれはサークルに限らず、企業でも行われている話です。
いくつか例を挙げますと、ジャパンゲームコンベンションに参加したゲームマスターの個人情報を元に、ある企業がカードゲームのダイレクトメールを送って来たことがありました。
またあるメイルゲーム会社は、当時のRPGマガジンに掲載されていたサークルやコンベンションの告知欄の連絡先を使用し、自社のメイルゲームをサークルで宣伝させてくれというマーケティングを行いました。
RPGではありませんが、同人誌印刷所のwebサイトにある掲示板に書き込んだ人のメールアドレスを収集し、別の業者が案内メールを送ったこともあります。
一度自分の手を離れた個人情報は、どのような使われ方をしても文句を言うことは事実上できません。
コンベンションに話を戻すと、参加者の個人情報を収集した主催者は、その使用法や処理に責任を持つことになります。
しかし、企業に見られるような「個人情報保護ポリシー」とまでは行かなくとも、サークルは個人情報の保護にもっと力を入れていいのではないでしょうか?

それでは、個人情報の流出を防ぐためには、何が出来るでしょうか?参加者が出来る方法と、コンベンションを主催する側が出来る方法があります。
まず、参加者が出来る方法です。
一番の方法は、「個人情報を収集しているコンベンションに行かない」ということです。
これは一見、思考停止のように見えますが、「君子危うきに近寄らず」とも言いますので、有効な方法です。
最近では、ネットでコンベンションのwebサイト上で、参加者に名簿記入をさせているかどうかを明示しているところもありますので、参考にすると良いでしょう。
次に、当日コンベンション会場の受付で、名簿に記入を求められた場合です。
記入する側は、個人情報を提供するのですから、提供する側に、どう利用するのか尋ねる権利があります。
受付で「名簿に記入をお願いします」と言われた場合、「何に使うのですか?」と尋ねてみましょう。
「施設利用時の規約」などの正当な理由であれば、普通に記入して差し支えありませんが、特に理由がなかったり、理由が不明瞭な場合は、断る権利もあります。
「緊急連絡先」と説明するコンベンションでも、「次回マスターしてくれ」というような「緊急連絡」ということも十分あり得ます。
もし、名簿に個人情報を書かせる理由が不明瞭なものであった場合は、はっきりと「私は名簿に個人情報を書きたくありません」と宣言しましょう。
もしそれでコンベンションに参加を断られたとしても、あなたの責任ではありません。
それも一つの選択なのです。
(怖い話ですが、施設管理者に参加者名簿を提出するコンベンションでも、提出する前の名簿を事前にコピーして保存しているようなところもあります。「施設の理由により」と言っても、信用できない部分があるのです。)
次に運営側が出来る方法です。
参加者から預かった名簿はどのようにして管理されているでしょうか?
書き込まれたまま机の上に放置してあって、誰でも覗き込めるようになっていては問題です。
コンベンションの代表者や、会場管理の責任者が、開催中はしっかりと保管して、誰にも見られないようにしておくのがいいでしょう。
もちろん、保管している本人も見ないようにします。
 名簿が用済みになった場合はどうしているでしょうか?
普通にゴミ箱行きにしていては、拾い上げられて誰かに見られてしまいます。多少パフォーマンス気味ですが、スタッフ全員の前で、出来れば参加者立ち会いの元で処理すると安心されます。
例えば、参加者の目の前で燃やす、手で回すタイプのシュレッダーにかける、はさみで乱切りにするなどの方法があります。
もちろん、その前にコピーをとっておくことは問題外です。

今回は少し怖い話になってしまいましたが、コンベンションの主催者・参加者ともに、個人情報の管理にはまだ少し甘いところがあるのではないかと思います。
個人情報の提供なしで参加できればそれにこしたことはありませんが、それが出来ない場合、コンベンションの参加者は参加費と同時に個人情報も売り渡していることを留意する必要があるでしょう。

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2007年3月26日 (月)

ゲームの面白さを計る

TRPGのゲームシステムの面白さを計る指標にようなものはないだろうか?
例えばTVゲーム雑誌のソフトクロスレビューのような。
かつて、ログアウトの別冊であったようなものでも良いのだが、もっと突っ込んだ、実際に遊んでみて「ここが面白い」というポイントを見つけられるような記事がないものかと。
昔のウォーゲームでは、ゲームの箱の横に1〜3のローマ数字が書いてあったり、☆の数で、ゲームの難易度を示す基準が表されていた。
アヴァロンヒルのゲームではプレイアビリティと難易度がバーグラフで示されていた。
が、いまのTRPGでは、客観的にシステムの面白さを計る指標がない。
というか、ゲームシステムのレビュー記事が非常に少ない。
ゲームのどこが面白いのか?は、実際に触れてみて遊んでみないと分からなくなってしまっている。
例えば、「●●のリプレイが面白かったからルールブックを買いました」というのはいっけんポジティヴに見えるが、それはそのリプレイが面白かったというだけで、ゲームシステムのどこが面白いのか?という点には触れられていない。
ルールブックを買ったからといって、リプレイと同じようなプレイができるとは限らない。
注目すべきは、システムのルール構造の面白さや、背景世界の面白さなのではないだろうか?
そこんとこを掘り下げて、客観的に評価してくれるレビューというのが、今のTRPGには不足していると思う。
判断材料が増えれば、エンドユーザーもアイテムを買いやすくなるのだから、これは業界だけではなく、ハイエンドユーザーの皆様にもがんばって欲しいと思うところであります。

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2007年3月18日 (日)

人生を変えたゲーム

あなたは、ご自分の人生を変えたゲームに出会った事がありますか?
私の人生を変えたのは、高校のSF研究会で出会った、今はクラシックと呼ばれるほうのD&Dでした。
これでRPGを覚え、サークルやコンベンションに行くようになり、やがて同人活動も始めた。
親にワープロを買ってもらった時、最初に作ったのはD&Dのキャラクターシートでした。
その後、1991年に「ブレード&ワード」で何十回もマスターした。
1997年に「深淵」に出会い、爾来10年以上付き合っている。
そして、2002年にD&D3rdで再び原点回帰の喜びを知った。
TRPGで、いろんな人と出会い、別れ、喜び、悲しみ、人間の面白さを知った。
あなたも、今までにそんなことがありましたか?

ちなみに電源系ゲームだとWizardryとかデスクリムゾンとかWCCFで人生が変わりました。

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2007年3月 9日 (金)

ゲームマーケット2007に参戦いたします

4/8に浅草で開かれますゲームマーケット2007にサークル参加いたします。
当日は「RPGの品格」「RPGの壁」を持参いたします。
RPGに限らず、国内外を問わずさまざまな(トレーディングではない)カードゲームやボードゲームが楽しめるスペースもあります。
ご都合がつきましたら是非一度足をお運び下さい。

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