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2005年11月26日 (土)

裾野を広げるということ

新刊の編集があって間が空いてしまいましたが、先週無事に入稿しました。
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さてRole&Rollの最新号にミニ特集として「テーブルトークRPGを始めよう!」という記事が載りました。
月刊化されて営業もがんばっているみたいで、近所の駅構内にある書店にも1冊入っていました(画像は別の書店です)。
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本来、TRPGの面白さを伝え、人口を増やすという重責を担うはずの雑誌ですが、かたや会員向けだけのクローズドな記事ばかり、かたや年刊など、情勢は厳しいものがあります。
その中で、今回のR&Rのミニ特集はTRPGをはじめるための布石として評価できるものであります。
中身はルールや用語ではなく、始めるための場所選びや時間進行など、遊ぶための環境設定に徹したもので、実際のゲームのはじめ方を書いたものではありません。
がしかし、そういった記事がここ10年弱(!)皆無だったのですから、これは大きな進展であるというべきでしょう。
雑誌が新規プレイヤーの開拓よりも、現在のプレイ人口の維持のために記事を組んでいるのは、市場が狭いTRPG業界では仕方のないことかもしれませんが、これからも入門者用の記事を定期的に載せるなど、人口の拡大に向けた姿勢を見せてほしいと思うのです。

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2005年11月13日 (日)

ダンジョン&ドラゴン

去る11/11に金曜ロードショーで「ダンジョン&ドラゴン」が放送された。
去年見逃してました・・・
映画の公開初日に見に行った身としてはちょっと感慨深かったり。
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当時のパンフレットを用意して鑑賞する。
放送前のトレーラーで、D&Dのベーシックゲームの画像が出てきて驚いた。
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これが日本語版だったらもっと良かったのに。
少しはプレイヤーが増えたかもしれなかった?
詳細は以前書いているので(7/14)、ご覧頂ければ。
来週マスターの予定なので、イメージをつかむにはいい機会だった。

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2005年11月 2日 (水)

知識経験ないけれど、キャラとハートがおおまかカバー?

ふと思ったんですが、RPGのルールブックを読むとき、どこから読み始めますか?
世界設定から?
キャラクターの作り方から?
戦闘ルールから?
でまたふと思ったんですが、最近のルールブックって、ソレそのものを読むために事前知識が必要なものが少なくないと思いませんか?
例えば、あるゲームの「初心者」が卓に入ってきたとします。
その「初心者」が、「TRPGの知識はあっても、そのゲームの知識が全くない初心者」か、「TRPGの知識はないが、リプレイを読んで背景世界や設定をよく知っている初心者」であるかで、ゲームマスターの対応も変わってくるんです。
で、最近増えているのが後者、「TRPGの知識や経験はないが、リプレイで遊び方や背景世界や設定を一通り知っている初心者」であります。
彼らが増えている要因として、多くの新作RPGで行われている商品展開の方法があります。
すなわち、まずそのゲームシステムを使ってリプレイを雑誌なり単発で発表し、しかる後にルールブックを発売するというやり方です。
このやり方では、まずそのゲームを使ったプレイ経過ならびに結果を、ルール的な処理を多少なりとも省略して整形し、脚本のような形でリプレイを掲載します。
リプレイを読んで反応があった後にルールブック本体を発売して、売り上げの向上を図るやり方です。
ここに問題点があります。
そのリプレイは、ゲームルールという骨格の上に成り立っているハズですが、実際にリプレイの文面を見ると、ルール的な記述はさほど多くありません。
すなわち、ゲーム的な処理や、ルールの詳細はたいていの場合削除されてしまっているということです。
ここで、そのリプレイとは別に、ゲームの紹介やルールの紹介が載っている場合はさしたる問題にはなりませんが、多くのゲーム紹介やそのためのリプレイでは、ルールの紹介は載せられていません。
私のようにリプレイを読むことに体が拒否反応を起こすような人種では、これではその新作がどういうゲームで、どういうルールなのかを知ることが困難になってしまいます。
繰り返しますが、ルールあってのリプレイではないのか?
新作ゲームを紹介するのなら、リプレイを載せるよりも先に、世界設定や背景、ルールの特徴などを載せる方が先なのではないでしょうか?
ルールや設定の裏付けなしにリプレイを載せてゲームを紹介したという気になり、「このリプレイのようなゲームができる」と錯覚させ、実際にゲームのルールを教えるところで、初めていろんなルールがあることに気づかせて、しかも載っていたリプレイのようなゲームになる保証はどこにもない。
そうやって「TRPGの知識や経験はないが、リプレイで遊び方や背景世界や設定を一通り知っている初心者」に挫折を感じさせるやりかたでいいのでしょうか?
リプレイというのはあくまで「良いゲームのデモンストレーション」の一例にすぎません。
それどころか、モノによってはゲームの背景をブチ壊してしまうリプレイが出たり(例:●●●●●●)、あらかじめリプレイを読んでいることを前提にして書かれているルールブック(例:●●●=●ー●●●)があったりもします。
そこで懸念されますのが、初心者同士の情報格差です。
「ゲームルールの何も知らない初心者」と「ルールは知っているけれど世界や背景にあまり詳しくない初心者」と、「ルールは知らないけれどリプレイを読んで世界や背景にはやたら詳しい初心者」が混じり合った場合、どのような光景になるか想像がつきますでしょうか?
きっとゲームマスターは、3人に最初からルールを教えることになりますが、いざゲームが始まると、3人の間の「情報の差」が露呈して、大変なことになるのではないでしょうか?
雑誌で新作ゲームを紹介するなら、リプレイよりも先に背景やルールの特徴を説明すべきだ、と思うのであります。

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